座禅の授業

主人は今学期から論文を書くため、授業を一切取らないようにしました。でも、偶然「座禅」という授業を見つかって、面白そうと思って聴講だけをしました。

大学で「座禅」の授業を開くなんて、なんか不思議な感じですが、バークレーらしい感じもしますね。私も授業の内容に興味津々、主人に聞きました。

このような特別な授業は多分大学院の授業だと思ったのに、意外に学部で二百人もいる大クラスです。コーディネーターがいるけど、実際に講義するのは外部から招いた師匠のような方です。そして、たとえ一学期は10回のクラスがあったら、毎回違う領域にある座禅の師匠が講義をしてもらいます。ですから、10名の方が順番に来て、各領域の座禅に関することや方法などを紹介するそうです。講義の授業は週に3時間、実習の授業は週に2時間あり、実習は小グループに分けて座禅する練習をします。

主人は昔、宗教関係のことを研究したことがあり、座禅の経験もありました。そして論文を書くこともあるから、さすがにそれほど時間がなく、講義の授業だけを聴講することにしました。

今まで授業した領域は「ヨガ」、「チベット仏教」、「インド教」、「道教」などあったそうです。各領域には座禅する方法が違うそうで、目的も違うそうです。

バークレーはさすが四万人もいる「大」学だからこそ、授業も豊富だなと思われますね。授業の種類だけではなく、スピーチ、研究会、そして不定期的なwork shopも沢山あります。私の台湾の母校の元学長は「『大学』って重要なのは『大』ではなく、『学』である」という名言をおっしゃいました。確かに量よりは質です。私の留学先のTMUも小人数制で日本で有名な大学です。学生が利用できる空間、資源(図書館の蔵書量など)、サポートなどは確かに大きい大学よりはずっと多いです。先生の方々も大きい私立学校の先生より、半分以下の学生(数)を指導するだけで済むから、研究する時間が多くなります。でも、人数が少ないから、授業の選択肢は限られているし、スピーチやwork shopなどは極めて少ないです。その逆、バークレーや早稲田など大きな大学こそ、人数が多いから、授業や研究活動も豊富になります。一長一短あるようですね。

大学と大学院とも小さい大学に入った私は、なんかちょっと羨ましい。