最後の一年…かな?

主人は2003年から渡米。今年の9月からは博士課程の9年目に入りました。

普通、こういうことを初めて会った人に言ったら、みんなびっくりで絶句です。でも、主人の先輩・後輩、同級生はほとんどこんな感じ。アメリカで博士課程といってもこんな長いのは少ないかもしれません。バークレーは長い修業で有名な学校だそうです。特に文系。

主人は2003年に歴史学科の博士課程に入学、2008年にPhD qualify examに合格。普通、フィールドワークのところに半年から一年間ぐらい住んで、フィールドワークをするのはアメリカ流。でも、当時私は台湾で禅を産んだばかりで、主人は台湾に住んでくれて、中国に行ったり来たりことにしました。アメリカを離れた2年間は合わせて5−6回も中国に行きました。毎回1ヶ月から1ヵ月半ぐらい。この2年間、主人は中国に行くほか、台湾では資料を探したり、有名な先生の授業を聴講したりもしました。

2010年の八月、ほとんどのフィールドワークを終え、再びアメリカに戻ってきました。去年一年間、学費と生活費を稼ぐため、TAをしてたので、論文はあまり進んでいなかったようです。今年はやっとTAもなく、専念に論文を書けるようになっています。出来れば来年の五月、卒業できればいいと思いますが、本人はいつも厳しいと言っています。

バークレーに来ている台湾人留学生はほとんど理科系です。文系の中にロースクールのほうが一番多いです。ロースクールは修士から博士まで合わせて3年間で博士号を取得できるから、普通の文系よりは効率的です。そういえば、私は日本で修士号だけを取るため、3年間も掛かったと考えると、確かに効率的ですね(日本では、留学生はまず研究生1年、合格したら修士2年)。

まあ、とにかく、早く卒業してほしいです。今年は本当に最後の一年だと心から祈りします。