【台湾】三杯鶏


前回、タイバジルを使った「塔香茄子」を紹介しました。タイバジルやバジルを一束買ったら、なかなか使い切れないですね。ですから、今回も同じタイバジルを使い、台湾代表的な料理の一つ「三杯鶏」を紹介しましょう。

(写真:人参、きゅうり、しいたけを入れた三杯鶏です)

日本にも「三杯」という言い方がありますね。私は知っているのはモズクによく入れた「三杯酢」です。でも、三杯酢の「三杯」ってなんなんでしょう。私は知りません。誰か知ってる方がいれば教えてくださいね。

では、この「三杯鶏」の三杯はなんなんでしょう。ここで言う三杯は調味料のことを指していて、所謂:醤油、ごま油、米酒のことです。それから、欠けられないのはタイバジルです。最近、ヘルシーのため、ごま油とお酒はそれほど入れなくてもいい。また、台湾南の料理なので、北部より、やや甘い、それから味はちょっと濃いという感じです。台湾人の感覚ではご飯に合う料理なんですが、日本人とっては多分お酒に合う一品ではないかと思います^^。

[材料]
1.鶏のもも肉(日本ではから揚げ用の鶏肉でよい):一袋。一口に入るサイズを切る。
2.人参:Mサイズ一本。肉よりはやや小さめに切る。
3.ピーマン:一個。日本のサイズだと二つ。人参とピーマンは綺麗に似せるためなので、パプリカやきゅうり、しいたけなど、好きな野菜を入れていい。
4.大蒜、しょうが:多め。
5.タイバジル:1/2束(葉っぱだけ)。
6.調味料:
ごま油:大匙1、醤油:大匙1.5、米酒:大匙1、砂糖:小さじ1/2、醤油膏:大匙1。

注:ゴマの油は黒ゴマの油のほうがいい。なかった、普通のゴマ油またはサラダ油でもok。台湾では、醤油膏というものがあります。オイスターソースと似ているものですが、味が違う。これがなかったら、オイスターソースで代用するより、なしにした方が益し。この場合、醤油を多めに入れる。

[作り方]
1.ごま油を炒め鍋に入れてから、大蒜としょうがを入れる。
2.大蒜としょうがの香りが出たら、まず人参を入れる。
3.人参はちょっと炒めてから、鶏肉を入れる。肉は変色したら、米酒と醤油を入れる。
4.蓋を閉めて20分ぐらい煮込む。汁は少しだけ残るぐらいまで煮込む。汁は足りない場合、水を少し加えて下さい。
5.蓋を開けて砂糖を入れる。ピーマンを入れて変色まで炒める。
6.ここで一度味見をしてください。味は濃い方なので、足りなかったら、醤油を加えてください。
7.最後はタイバジルを入れて4−5回いためたら(タイバジルは変色したら)出来上がり。


「三杯」は既に料理の種類になっているので、鶏肉以外、「三杯イか」という料理もあります。いずれも味が濃い料理で、ご飯が進めます。